2011年5月31日火曜日

漫画キャラの武器がずっとなくならない理由を解明!

漫画でよくありがちなのが、ナイフや手裏剣、トランプなどを無限に出すシーン。これらは一体、どこから出ているのだろうか? また、どうしたら弾切れを起こさないようにすることが可能なのだろうか? この不思議な現象を学術的観点から考察してみたところ、驚くべき事実が明らかになった。

『家庭教師ヒットマンREBORN』では獄寺隼人がダイナマイトを、『るろうに剣心』では巻町操が苦無を、『らんま1/2』ではムースが暗器を、手品のように服のなかから大量に出して攻撃している。

他にも、『無限の住人』の浅野凜、『鋼の錬金術師』のランファン、『銀魂』の月詠、『HELLSING』のトバルカイン・アルハンブラ、 『JACKALS』のハンス・ギーベンラートなども同様に、とても隠せる場所があるとは思えない格好にも関わらず、どこからか武器を出してきて攻撃している。だが、ほとんどの場合、弾切れになることはない。

胴体に、武器を大量格納できる装置をつけているのだろうか? それとも、普段はものすごく短く折り畳まれているのだろうか?

服の中に隠していると考えるのが一般的だと思うが、例えポケット、お腹、背中、脚などに武器を隠しているとしても、その面積分しか隠せないのでいつかは弾切れになるはずである。

この現象、金属であれば錬金術の可能性はある。膨大なエネルギーが必要だが、理論上は可能だ。しかし、武器は金とは限らない。やや無理があるだろう。錬金術の他に弾切れを起こさず武器を出し続ける方法は、素粒子レベルで考えてみるしかない。

そこで、武器を物質として捉え、それを構成している素粒子の世界で考えてみた。すると、無から物質と反物質(反粒子から構成されている仮想上の物質)を作り出すということであれば可能であることが判明した。

例えば、γ(がんま)線のような強い光があれば、物質と反物質を作れる。ただ、ただし、必要なエネルギーは錬金術と桁違いである。50gの物質と50gの 反物質を作るためには、原爆200発分ものエネルギーが必要なのだ。しかも、理論的には物質の方でナイフを作れば普通に使えるが、反物質はナイフを作ることはできるが、使うことは不可能。何かまわりの物にでも当ててしまったら最後、また原爆200発分のエネルギーが開放されてしまう。それは、マグニチュー ド7.5クラスの地震を起こせるエネルギーである。とは言え、これは理論的な机上の空論である為、現在の技術で作れそうなのは、水素ガスがいいところなの だ。これでは、まったく武器にならない。

ここまでの説明は何やら難しい用語が満載で一目見ただけで頭痛がしそうだが、簡単に言うとビックバンを起こせば可能であるということ。ただ、「素粒子理論 だろーが何だろーが、漫画は漫画。無限に武器なんて出せるわけねーよ」ということである。しかし、現在の技術では水素ガス程度しかできないが、将来この分 野が発展すると、大量に武器を生成することだってどうなるかわからない。

江戸時代や今現在の西暦が舞台の漫画ではありえない話だが、近未来を舞台にしている漫画で武器が弾切れにならないのは、素粒子理論の未来を映し出している可能性があるかもしれないのだ。何年後、いや何十年後に実現できるかわからないが、いつか実現できるかもしれない。

もしかしたら毎回武器を投げたら拾っていて、そのシーンを省略しているだけかもしれない。その可能性は非常に高いだろう。だが、学問は進化していくもの。これから研究が進み、現実でも無限に武器が出せるようになることを期待したいものである。

■イラスト
寺田めぐみ http://megumi-terada.com/
※この原稿はガジェット通信一芸記者「藤岡あかね」さんが執筆しました。

藤岡あかねさんプロフィール:イラストレーターの寺田めぐみと、色んな事例や漫画などを水平に切って面白いものを見出すプロジェクトをやっています。仕事も趣味も、くだらないことの真剣検証と、ふとした疑問の追究です。