2011年2月21日月曜日

ガンダム世界にも格差社会!? 定番ゲームGジェネに待望の新作!!

1979年の初代放送から30年以上も愛され続けるガンダムシリーズは、中高年の方から小さな子供まで三世代(下手すれば四世代も?)で楽しめる作品で、単なるアニメというよりは日本発信の偉大な文化といっても大袈裟ではないですね。

TV作品からDVD/BD、映画、OVA、コミックスなどの作品自体はもちろん、ガンプラ、ゲーム、コスプレ、実物大ガンダムにいたるまで楽しみ方は人それぞれ。なんとなく知っているという人から全シリーズ制覇している人、特定作品のみに愛を注いでいる人など、長寿シリーズならではの様々なファンを抱えているのもガンダム作品の特徴となっています。

そんな多世代/多方面にわたるファン層に向けて、ガンダムゲームの定番ソフト ジージェネレーション(以下Gジェネ)の最新作「SDガンダム ジージェネレーション ワールド」が2011年 2月 24日に発売となります。前作から1年半ぶりとなる本作は、Wii版に加え携帯ゲーム派にも嬉しいPSP版も併せてラインナップ。


Gジェネはモビルスーツ(戦闘ロボット、以下MS)同士の戦いを軸にしたシミュレーションゲームで、お気に入りのパイロットやクルーを好きなMSや戦艦に乗せ、それらを自由に組み合わせて部隊を編成、敵との戦闘に臨む戦術級のゲーム。戦いを重ねて行くことでパイロットやMSの戦闘力もどんどん上がる他、新たなMSを生産したりオプションパーツを装備する事で、より強力なユニットを揃えることが出来ます。

前作のキャッチコピー「全てのガンダム世代へ贈る─」からわかる通り、このゲームの大きな特徴として単一シリーズ(例えば「機動戦士ガンダムSEED」など)だけを扱うのではなく、ほぼ全てのガンダム作品が盛り込まれていることが一番のセールスポイント。今回の新作ではOVAなど派生作品も含めた驚きの50作品を収録。ほとんどのMSを網羅しており、自分が使用できるキャラクターだけでも300人を超えると言う莫大なボリュームは、全てを遊び尽くすのに相当な時間がかかるほどの内容に仕上がっています。

シリーズを越えて部隊編成が出来る特徴を活かして、歴代の主人公&歴代ガンダムのみで出撃するのも良し、ヒロインだけの女子会チームで敵をフルボッコにするも良し、本編アニメではやられ役のザクやジムを成長させて最強MSに仕上げるのも良し、ビグザムを量産して敵を「あっという間に叩いてみせる」も良し、と遊び方も無限に広がります。ガンダム好きであればすんなりと入り込めるゲームなので、普段ゲームをしない人にもオススメです。シナリオでオリジナル作品の追体験をしつつ、Gジェネの世界観を楽しむことで新たなガンダムの楽しみ方を開拓してみてはどうでしょうか。戦闘シーンに挿入される各キャラクターの名台詞も聞き逃せないポイントです!

ちょっと話題が逸れますが、注目したいのが人の値段。このゲームでは戦闘をクリアするごとにキャピタル(お金)をもらえ、それと引き替えにMSやキャラクターを手に入れることが出来ます。もちろん優秀なキャラクターや強いMSほど高額になるのですが、様々なキャラクターがお金という生々しい数値で表されているのは興味深い所。

前作では主人公キャラクターは初期配備されたりイベント入手出来るので値段は付いていないのですが、それ以外の入手可能なキャラクターの値段で色々比較してみましょう。ガンダムシリーズを生んだサンライズと本ゲームのバンダイナムコゲームスは同じバンダイナムコグループの会社。ということはかなり信頼性の高い設定であり、考察する価値のある情報とも受け取れます。

※アニメ本編に比べ、ゲームバランスを考えて色々調整はしてあると思います。また、データやシステムは前作「SDガンダム ジージェネレーション ウォーズ」に準じています。新作「SDガンダム ジージェネレーション ワールド」ではデータやシステムが変更になることがあります。

最高額は意外なキャラクターなので置いておくとして(それが誰かはゲーム本編でお確かめ下さい!)、それ以外の一般枠で最高値が付いているのは73年版のキラ・ヤマトで82500。あのシャア(逆襲のシャア版)の81100を抜いての堂々トップです。と言うことは歴代ガンダム作品の中でスカウト出来るキャラクターとしては最も優秀なパイロットと言うことも出来ます。さすが「また君か? 厄介な奴だよ君は!」などど疎ましがられるほどの逸材です!


キラの幼なじみで良きライバルかつ盟友のアスラン(73年版)は72000。10000以上も差が付いてしまったのは彼のファンにとってはショックですが、逆に割安感があり大きな買い材料とも言えます。そんな価格差などは気にせず「生きるほうが戦いだ!!」との叱咤激励を全身で受け止め、正義の戦いを貫いて欲しいですね。

安いと言えばギルバート・デュランダルの55300、エギーユ・デラーズの47600、リリーナ・ピースクラフトの45100というのも見逃せません。最高評議会の議長であったり、ジオン軍残党の指導者であったり、一国の王女だったりと、いずれも大きな組織の顔役でありながら値段的には総じて低い評価に甘んじています。純粋にパイロットやクルーとしての能力しか判断基準になっておらず、社会的価値は全く反映されていないことがわかりますね。首相や大統領だからといって、優れた政治家とは限らないのと似ているのかも? リアル社会でも純粋な評価が正しく数値化されてれば選挙の投票時に参考になり、優秀な政治家だけを議員や首相/大臣として選出できそうですね(笑)。

一方、可哀想なのがジェリド・メサ。カミーユへの対抗心に燃えるエリート兵士ながら、カツ・コバヤシの43500より低い42300はちょっと悲しいところ。本編アニメではパイロットとして活躍する場面はカツより多くあったのですが、カツもカツで2作品連続セミレギュラーの面目躍如といった所でしょうか。アムロやカミーユ、クワトロから色々と影響を受けているカツだけに、眠っている才能が開花されればエース級パイロットになるのも夢ではありません。

ファ・ユイリィと同価格、40300のアルファ・A・ベイトも複雑な心境でしょう。クールで優秀な軍人も、未知の可能性を持つファと価値は変わらないという判断が下されています。彼こそお買い得キャラクターの一人なのかもしれませんが、他にもコストパフォーマンスに優れた人物を捜すのも、このゲームのもう一つの面白さと言えるでしょう。

ちなみにキャラクターを獲得する事をゲーム内ではスカウトと呼んでおり、スポーツ界で言う契約金や移籍金、ギャラに似たニュアンスとなっています。現代日本の金額には単純に換算できませんが、主力MS(現代でいう主力戦闘機)ジムの費用が9000と言うことから考えてみると、ベイトなどのベテランで500億円程度、アムロやキラなどエースクラスではなんと1000億円程度!?(あくまでも筆者の試算です!!)といった感じでしょうか。やはり危険かつ高度な技能を要求される職業(しかもニュータイプなら尚更)だけあって、庶民から見たらものすごい値段となっています。


そんな各人物のデータ分析によるキャラクター選びも楽しいのですが、「性能の差が戦力の決定的な差ではない」というシャアのセリフにあるように、本ゲームでは何よりもキャラクターやMSへの愛が最重要。値段や数値の大小に左右されることなく、思い入れのあるキャラを使い続けて成長させれば、きっと最強の戦士として活躍してくれることでしょう。

信念さえあれば強い自分になれることを信じて、こう叫びましょう!「俺がガンダムだ!!」(といっても私の推しメンはクレア・ヒースローです)