2011年2月24日木曜日

【FX】専業トレーダーになるにはどのくらい勝てればいいのか調べてみた

「はぁ、専業トレーダーになりたい・・・」

仕事が上手く行かないとき、満員の通勤電車で揺られているとき、上司にこっぴどく叱られたとき。ふとそんなことを考えたことはありませんか?
「在宅で仕事(取引)ができるしそこそこ裕福そうだし対人関係のストレスも無い。お気楽な仕事だなぁオイ!」そう思われがちな専業トレーダー生活。

ではFXの専業トレーダーとして安定的に生活していくための具体的な数値目標、そして最初に必要な種銭(当初資産)は如何ほどか?ニコニコ生放送で配信している専業トレーダーの方々の話を総合してザックリとシミュレートしてみました。
CASIO fx-991MS SCIENTIFIC CALCULATOR
CASIO fx-991MS SCIENTIFIC CALCULATOR / Andres Rueda
・月間の獲得目標pipsは約700~1,000pips
FXをかじったことある方ならお分かりかと思いますがいきなり高いハードルです。記者はこの時点で「無理だ!」と思いました。
もちろん種銭が多ければこの限りではありませんがまずはこのくらい安定して勝てる見込みが無ければ一時的には上手くいってもどこかで立ち行かなくなるリスクが出てくるそうです。700~1,000pipsの間を取って800pipsを月間獲得目標とすると、1日平均約40pipsの勝ちが求められます。(1ヶ月20営業日換算)

仮に1ショット5枚(5万通貨)でトレードするとして、1日40pipsの獲得で日給約16,000~20,000円、平均して18,000円くらいになります。月の稼ぎは約36万円、年間にすると約432万円の利益となります。
ここから所得税20%(くりっく365で取引した場合)が引かれて手取り約345万円也。この他にも住民税・国民健康保険・国民年金などで年間約100万円の手出しが必要になります。
これだと生活費でカツカツで種銭は増えそうにないですね。実家暮らしなどで家賃がかからない生活ならなんとかやっていけそうな感じでしょうか?
仮に1ショット10枚(10万通貨)でトレードするなら、年間864万の利益で手取りで約690万円。自営業やフリーランスの仕事の人は一般的にサラリーマンの倍は稼ぐべし(将来的な保障が無いため)と言われますので、将来的な貯蓄や種銭の増資を考えれば最低限このくらいの利益は欲しいところでしょうか?
また、どうしても1日40pipsの獲得が難しい場合は1ショットを倍の20枚にして目標値を1日20pipsにするという戦略ももちろんアリです。

・証拠金維持率は最低1,000%は確保すべし
これは多くの専業生主が異口同音に言っている目安となるラインです。
FXは株取引と比べて非常に高いレバレッジで取引できるところが魅力でもあり非常に怖い部分でもあるのですが、少ない資金で高いリターンが得られる反面、損をするときも物凄いスピードで資金が減っていきます。株の世界で危険と言われている「信用全力」(信用取引の余力限度額いっぱいまで突っ込むこと)でもレバレッジは3倍。FXの場合はレバレッジ規制のある国内業者でも50倍とその差は雲泥です。
連敗が続いたり、リーマンショックやドバイショックと言った突発的な金融危機が来ても廃業に追いやられないように低レバレッジでの資金運用が基本となってきます。
証拠金維持率1,000%をキープするために必要な種銭は1ショット5枚なら約100万円、10枚なら約200万円、20枚なら約400万円、となります。

以上の話をまとめて、平均的なサラリーマンが明日から専業生活始めるぞ!といった場合の一例は以下のようになります。

実家暮らしコース
種銭100万円 1ショット5枚 日平均獲得40pips 年収約345万円

一人暮らしコース①
種銭200万円 1ショット10枚 日平均獲得40pips 年収約690万円 

一人暮らしコース②
種銭400万円 1ショット20枚 日平均獲得20pips 年収約690万円 
※いずれも「くりっく365」を利用した場合

種銭とは別に当面の生活資金の確保も必要です。また、いざ専業生活を始めたらそれ一本で食べていくことに対する精神的なプレッシャーも計り知れないものでしょう。
トレード技術の向上と、徹底したリスク管理、そしてメンタル面の強化。これらをクリアーできて初めて専業トレーダーと言う生活スタイルが成立するのではないでしょうか?
一見お気楽そうに見えたトレーダー稼業も生半可なレベルではなれないということを改めて痛感した次第です。