2011年2月10日木曜日

【文化庁メディア芸術祭】芸術とカテゴリ









『四畳半神話大系』湯浅政明

(C)四畳半主義者の会









『孤高の人』

坂本眞一/原案・新田 次郎著『孤高の人』 (C)坂本眞一/原案・新田次郎著『孤高の人』/集英社


第14回文化庁メディア芸術祭の受賞作品展が、東京・六本木の国立新美術館で開催中です。

同芸術祭は、アート/エンターテインメント/アニメーション/マンガの4つの部門にわかれ、応募作品の中から、各部門ごとに入選した作品が展示されています。


芸術祭に展示されている「作品」とひとことで言っても、その内容は多種多様。


たとえば、病気が原因で体が麻痺してしまい身体を動かすことのできないアーティストのために作られた眼球の動きだけで絵がかける、という技術にカテゴライズされてもおかしくない「作品」が「アート部門」の優秀賞として表彰されています。


さらにエンターテインメント部門となると「作品」の領域がまた変わってきます。Webサイトで展開されているサービス、ミュージックビデオ、ゲーム、アプリとやはり多彩です。


このような多岐にわたるカテゴリの作品に加え、アニメーション部門、マンガ部門があります。


アニメーション部門では、絵コンテの展示、各コーナーで映像の一部を流しているほか、会場で無料上映が行われており、大賞を受賞した『四畳半神話大系』は、なんと全11話まとめての上映があります。


マンガ部門では、こんなサイズでマンガのコマを見たことがない、という拡大されたマンガの展示や、生原稿の展示があります。


部門ごととはいえ、これだけのものが同じフィールドで、「メディア芸術祭」という同一の中で展示されているということに、メディア芸術祭の評価軸の奥深さを感じます。


また、アニメ、マンガに対する規制がどんどん厳しくなる今の日本で、アニメとマンガがアートに肩を並べていることは、数少ない明るいニュースだと個人的に思いました。


2月13日まで開催中なので、この週末、まだ予定のない方は足を運んでみてはいかがでしょうか? 入場は無料です。



第14回文化庁メディア芸術祭

主催:文化庁・国立新美術館・CG-ARTS 協会

http://plaza.bunka.go.jp/