2011年1月4日火曜日

機密情報を暴露するWikiLeaks インターネットメディアの猛威

近年インターネットメディアが猛威を振るっている。中でもWikiLeaksが現在注目を集めている。

先日、日本でも尖閣諸島の動画がインターネット上に流れたが、このような内部告発がWikiLeaksによって世界中で起きている。大衆に対して隠蔽された機密情報を暴露するサイトWikiLeaks。WikiLeaksが必要であると判断を下せば、国家によって隠蔽されたものであっても世界中に公開される。

「大衆は重要な情報を妨害なしに得ることができ、それに対して自由な意見を持つべきである。発言の自由、表現の自由、そして報道の自由が保持された国家は透明性を持ち、新たな歴史作りの手助けとなる。」
これがWikiLeaksの理念だ。

WikiLeaksに提供される情報は匿名のものが多い。提供された情報は高度な暗号化技術によってセキュリティが確保され、情報そのものや提供者の情報が漏えいすることを防いでいる。WikiLeaksのジャーナリストたちが情報の信憑性を確認した後に記事が書かれる。記事と提供された情報の両方を公開することで、読者は提供された情報自体も確認できる。また、より情報を提供しやすい環境をつくるために、正当性が確かめられた情報は匿名のまま公開している。

主な内部告発の例として、イラク戦争でアメリカ軍がロイター記者を含む一般人をヘリコプターから狙撃して殺害した動画が公開されている。また、イラク戦争の米軍の機密文書約40万点がウィキリークス上に公開され、民間人が検問で無差別に殺されたなどの報告がされている。

なお、WikiLeaksはシステムの改善中のため現在情報の提供はできない。しかし今後も誰でも匿名で情報を提供できるシステムになるだろう。政府関係者などによる内部告発が行われた際に、WikiLeaksが政治に与える影響が今後の注目の的のひとつとなりそうだ。

従来のメディアであるテレビや新聞などは、同じ内容の報道が重なることが多い。また報道する側の主観に影響される傾向があり、記事の元になっている情報を読者が知ることは難しい。報道自体も国内向けであるため、報道される範囲が海外までなかなか広がらない。

それに対してWikiLeaksは、提供された情報を読者が確認できるので客観的に記事を読むことができる。扱っている情報も世界中の国家レベルの機密情報であるため非常に魅力的だ。

インターネットメディアを利用することで、数多く存在する記事の中から好きな時間に興味のあるものを選んで読むことができる。そこに国境は存在しない。WikiLeaksの登場によって、私たちの生活はさらに大きく変わるだろう。これからはインターネットメディアをいかに使いこなすかが重要になってくる。情報を受動的ではなく、能動的に得る姿勢が大切だ。